特典航空券でパラオへ行きたい!その方法は?
南国リゾートへ行きたい
日本から行ける南国の海というと、みなさんはどこをイメージするでしょうか。直行便があるのは最も近いところでグアム、ついでハワイです。乗継も入れると、プーケット、バリ島、セブ島が日本人に人気の南国リゾートだと思います。
リゾート旅行の雑誌を見てると、モルディブ、タヒチ、ニューカレドニア、フィジーは特集が組まれていたりして、ハネムーンでも人気ですね。温暖化の海面上昇により数十年したら沈んでしまうと言われているモルディブは、死ぬまでに何とか一度は行きたいです。旅番組で出てくる海の中のレストランや水上コテージは有名ですね。
モルディブやタヒチなどへは行きたくてもなかなか行けない。それは「日本から遠い」からです。例えば、モルディブはスリランカ航空が一番早く行けるのですが、それでも2時間の乗継時間を入れると12時間かかります。往復だけで2日潰れますね。
スリランカ航空はワンワールドなので、JALのマイルで行くことができます。片道4750区間マイル、往復だと9500区間マイルなので、ゾーン3の5万JALマイルで行けますね。
スターアライアンスはシンガポール航空とエアインディアがモルディブ(マーレ)に飛んでいます。シンガポール航空はチャンギ空港経由なので、成田だけでなく、羽田、中部、関空、福岡からも行けるのがメリットですが、乗継込みで17時間ほど。ANAマイルを持っている方ならエコノミーで38000マイル、ビジネスでも63000マイルで行けます。日本/シンガポール間は夜行便を使えるとは言え、時間に余裕がある方でないと難しいですね。成田/シンガポールだけでなく、成田/デリー便も乗れちゃいます。1週間休める方は是非どうぞ。
南国リゾートでダイビングする
最も近くて日本から直行便が出ている南国リゾートは3時間半で行けるグアムです。ただ、グアムは2回くらい行ったんですが、海の中がきれいすぎてダイバーにとってはあまり面白味がないです。海の中がキレイなのはプランクトンが少ないから。プランクトンが少ないと、それを餌とする魚がいないんです。透明度はよいので、泳いでて気持ちいいのは間違いないですけど。正直、ダイビング目的なら、グアムより断然、慶良間諸島や石垣島です。
グアムと同様に、直行便があるハワイはどうか?ハワイには行ったことがありますが、私自身のダイビング経験はありません。ハワイでダイビングをしたことのあるダイバー仲間から聞くところによると、大物は見れるけど、レアな魚は少ないらしい。確かに、ダイビングは海底10~30m付近を潜りますが、海底火山が大きくなってできたハワイは、ダイビングに適したポイントが少ないんだと思います。ハワイのダイビングショップ、マリンエクスプレスのHPによると、オアフ島のダイビングポイントはこんな感じ。
オアフ島は沖縄本島より大きく、石垣島の7倍程度ありますが、代表的なダイビングポイントは10程度しかありません。オアフ島の1/7の面積である石垣島と比べても少ないんですよ。どちらにもここに載っていないダイビングポイントもあるので、ポイント数だけで勝負するわけではありませんが、魚の種類の豊富さでも魚影の濃さでも石垣島が圧勝(私の主観)だと思います。
日本から近くてダイビングには最高のパラオ
さて、それではどこがダイビングにおすすめなのでしょうか。私がお勧めしたいのはパラオです。ここの海はやばいです。代表的なダイビングポイント「ブルーコーナー」世界の魚だ集結した、と言われるほど、半端ない魚の種類です。4年程前に私のショボいデジカメで撮った写真ですが、少し紹介します。
ホワイトチップシャーク(和名:ネムリブカ)
グレイリーフシャーク(オグロメジロザメ)
ナポレオンフィッシュ(和名:メガネモチウオ)
ギンガメアジの群れ
ヨスジフエダイの群れの中
これはすべてブルーコーナーでの写真です。
本当は名物のマンタとかバラクーダの大群とか紹介したかったのですが、私のカメラの腕不足でうまく撮れず。仕方がないので、別ブログを紹介します。実際にダイビングをやってみると、こんな感じで魚が迫ってきますよ。ナポレオンなんて、触れちゃいます。魚のことを考えるとあまり触らないほうがいいんですけど、寄ってくるんでしかたありません。
同行した友人のミラーレス一眼の写真が凄すぎて、帰国してから10万以上散財してしまったのは内緒です。
パラオ共和国について
パラオの正式な国名は「パラオ共和国」。人口は2万人、面積458km2ほどの小さな国。かつて日本占領下(委任統治領)だったときもありましたが、日本人による教育がパラオは非常に親日国です。これは、ドイツの後に統治した日本が、パラオでインフラ整備や教育を熱心に行ったためといわれています。1994年にアメリカ(国連)から独立後は国際連合へ加盟した。2012年にロックアイランドが「ロックアイランド群と南ラグーン」として世界遺産(複合遺産)に登録された。
2015年にはANAチャーター機ボーイング767-300ERを使って、現在の天皇と皇后が国際親善と戦没者慰霊のために訪問され、盛大な歓迎を受けた。
パラオにしかない観光名所としては、美肌効果が高いとして日本の化粧品にも使われている白泥のある「ミルキーウエイ」、クラゲと一緒に泳ぐ湖「ジェリーフィッシュレイク」、撮影でもよく使われる「ロングビーチ」がある。
パラオへ行くには
パラオの空港「ロマン・トメトゥチェル国際空港」に就航している、主な航空会社はこんな感じです。
航空会社 | 日本発着 | 経由 | 運航曜日 | ビジネス クラス |
|
---|---|---|---|---|---|
定期便 | デルタ航空 | NRT | なし(直行) | 火・土 | あり |
ユナイテッド 航空 |
NRT、NGO、KIX、FUK | GUM | 毎日 | あり | |
CTS | 月・金 | あり | |||
SDJ | 木・日 | あり | |||
大韓航空 | 日本14都市 | ICN | 木・日 | あり | |
アシアナ航空 | 日本15都市 | ICN | 木・日 | あり | |
チャイナ エアライン |
日本13都市 | TPE | 水・土 | あり | |
チャー ター便 |
JAL | NRT | なし(直行) | 春夏冬休み | なし |
ANA | NRT、NGO | なし(直行) | 2016年夏 | なし |
パラオへは定期便が5社、チャーター便が2社乗り入れています。JALは2005年ごろから毎年飛んでいます。ANAは2016年夏のみの限定運航でした。これ以外にマニラ経由などありますが、日本から行くときに乗ることはないでしょう。
ダイバーがパラオへ行くとき、多くの方はツアーを使います。有名なのはSTWのだいぶナビです。2日間4ダイブ付き、経由便で10万円~です。夜においしいものを食べたりするので、最低15万円くらいは必要ですね。 ダイビングがセットになっていて、送迎付きなので、便利なんですよね。
一方、ダイバーでない(通称ライセンスと呼ばれるCカードを持っていない)方は、航空券のみ、またはホテルと航空券のパックツアーに申し込むことが多いです。パラオは新婚旅行で訪れる方が多いのですが、そういった方もパックツアーなんでしょうか。
私はパックツアーではなく、航空券とホテルを別に取りました。なぜなら、4人で一緒に泊まったんですが、みんな国内の出発地が違うので、パックを作りにくかったからです。
私の泊まったホテル、Palau Plantation Resort。ほとんど新婚さんばかりでした。
部屋はこんな感じです。
玄関からの眺めはこんな感じ。
南国リゾートらしく、プール付きです。朝の散歩のときだったで、早すぎて誰も入っていませんでした。
ホテル併設のバー
そこで出たシャコガイ。これでも小さめなんだって。。。
別の店で食べたのは、、、パラオ名物、コウモリスープ!
からの、、、コウモリ肉盛り。スープは飲めたけど、コウモリの肉は臭くて二度目はないですね。
生きたヤシガニ。けっこう美味かったです。
特典航空券でパラオへ行く
半分旅行記になってきました。さて、私は今年から陸マイラーとなったので、ここからはマイルを使ってパラオへ行くことを考えたいと思います。
航空会社と日本からパラオへの必要マイルをまとめました。
航空会社 | 経由 | マイレージ | 必要マイル | |
---|---|---|---|---|
エコノミー | ビジネス | |||
デルタ航空 | なし(直行) | デルタマイル | 55000 | 95000 |
ユナイテッド 航空 |
GUM | UAマイル |
25000 (50000) |
50000 (80000) |
大韓航空 | ICN | デルタマイル | 35000 | 60000 |
アシアナ航空 | ICN | UAマイル |
25000 (50000) |
60000 (80000) |
チャイナ エアライン |
TPE | デルタマイル |
35000 (35000) |
60000 (50000) |
JAL | なし(直行) | JALマイル | 40000 | - |
ANA | なし(直行) | ANAマイル | 20000 | - |
黒:ワンワールド
基本的に「マイレージ」と書いたマイレージプログラムで計算しています。カッコ内は自社マイレージプログラムです。
パラオはスターアライアンスかスカイチームが強いですね。JALも直行チャーター便で孤軍奮闘しているのですが、必要マイルから見ても他に大きく負けています。 特筆すべきはANAの20000マイル。諸費用が掛かるとはいえ、ハイシーズンの東京/沖縄の21000マイルより少なく行けるんですよ。何かの間違いかと目を疑いました。陸マイラーを始めたばかりで、まだANAマイルがたまっていなかったんですよ。今年の年末年始には若干期待してたのですが、残念ながらチャーター便の運航が発表される気配はありませんね。お手軽さを考えると、デルタ航空がよいのですが、いかんせん必要マイルが高すぎます。経由便では毎日運航していて、必要マイルが少なめなユナイテッド航空が候補ですね。SFC修行で獲得できるマイルはUAマイレージに貯めようかな。。。
アメックス祭りのポイントが残っている方は、チャイナエアラインも使えると思います。必要マイルが多いのと、帰りは台北に一泊する必要があることでしょうか。
まとめ
南国リゾートをダイビングに主眼で考えると、日本からほど近いパラオは非常におすすめです。ANAからパラオへの直行便は今年は夏だけでしたが、ANAは国際線に力を入れていますので、来年以降もチャーター便の運航を継続するのではないでしょうか。搭乗分はユナイテッド航空のマイレージを貯めれば、どちらでも対応可能です。ユナイテッド航空マイレージの国内線をお得に使う方法はたびとぶさんが紹介しています。
来年以降のANAチャーター便は未確定ではありますが、期待も込めて今後も陸マイラーとしてANAマイルを貯めていこうと思います。
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