海外旅行におすすめ!お得に現地通貨を引き出す、海外ATMの利用方法
海外旅行で必要な現地通貨。今回は香港旅行時に使用する香港ドルをお得な方法で確保しました。今回はその実践記事です。
現地通貨への両替はクレジットカードのキャッシングがお得
海外旅行時、現地通貨はどこで入手しますか?代表的なのは、日本出国時の空港か、現地到着時の空港の両替所ですよね。でも、両替所は多くの手数料を払っているんです。レートがよい米ドルでも2%以上の手数料ですよ。5万円を両替したら1000円の手数料。とてももったいないです。
最もお得なのはクレジットカードによるキャッシングです。最もお得なのはセディナカードですが、どのカードを利用しても両替所よりは断然お得です。敢えて言えばMasterカードがいいですね。キャッシングって怖いって方、以下の過去記事をご参照ください。
香港国際空港でキャッシング
(追記)香港国際空港のシティバンク
香港国際空港のシティバンクATMでキャッシングしました。シティバンクは日本語となっていて、安心ですね。
シティバンクATM利用手数料の案内がありますが、ほとんどのクレジットカードはこの手数料は発生しません(正確にはクレジットカード会社が負担しています)。
その代わり、クレジットカード会社が設定するキャッシングの手数料(108~216円)がかかります。セディナカードはそのキャッシングの手数料が無料なのでお得ですね。
中国銀行(香港)ATMのキャッシングの操作方法
今回は香港国際空港の手荷物受取を通過してすぐにある、中国銀行(香港)のATMでキャッシングの操作方法です。ちなみに、香港国際空港には、中国銀行(香港)の他、HSBC(香港上海銀行)、CITI銀行のATMがありました。
ちなみに、上の記事ではATM利用手数料が無料のセディナカードを押していますが、私はまだセディナカードを入手できていません。今回は手数料がかかるのを覚悟でライフカード(MASTER)を利用しました。
ATMを操作していきましょう。
カードを入れると、まずは言語を選択画面ですが日本語がないので、Englishを選択。中国語ができる方はどちらでもOKです。
カードキャッシングしますか?のような問いがあるので、続ける(YES)を選択。
「暗証番号を入れてください」ということで、クレジットカードの4桁の暗証番号を入れたあとに「ENTER」を押す。
この画面は初めて見ました。インターネットでいろいろと検索もしましたが、他の銀行ATMでは出ない画面のようです。私は左にある「DEFAULT CARD ACCOUNT」を洗濯して、問題なくできました。
「WITHDRAWAL(現金を引き出す)」か、「BALANCE INQUIRY(残金確認)」が出るので、「WITHDRAWAL」を選択。
引き出す希望額(香港ドル)を入力。100ドル単位です。
今回は1100ドルを引き出しました。この時のレートは1香港ドルが0.0635円とのこと。日本円ベースで見ると1円=15.75香港ドルです。
この操作で、無事に1100香港ドルを入手です。香港ドルは1000ドル札もありますが、ATMから出てきたのは500ドルが2枚、100ドルが1枚でした。この2種類のお札の組み合わせで出るんでしょうね。高額紙幣は偽造の恐れなど嫌われるからでしょうか。最低100ドルから引き出せます。
現地両替レートとの比較
参考として、近くにあるTravelexのレートを確認してみました。日本円⇒香港ドルが0.05830円なので、1ドル=17.15円ですね。約8%ほどレートが悪いです。1万円を両替すると800円ほどの違いが出る計算ですね。
キャッシングの繰り上げ返済
今回行ったのは両替ではなくキャッシング(借り入れ)です。借り入れは返済しなくてはいけません。ほっておいてもキャッシング額は次回の口座引き落とし日に請求されるので前後30日ほどの利息で済みます。でも、海外キャッシングを行う目的は、「少しでも安く両替すること」です。せっかくなので、繰り上げ返済を行ってみましょう。
繰り上げ返済方法は簡単です。カードに記載されている電話番号に電話して、「キャッシングの繰り上げ返済したい」ことを伝えるだけ。私は1月5日に借り入れして、1月10日にライフカード会社に電話して繰り上げ返済しました。所定の銀行口座を教えてくれるので、指定額を振込みだけ。かかった利息は5日分の86円、ATM利用手数料は2回分の432円でした。
*キャッシングの場合、翌日から利息が発生。
以下に実際に行ったキャッシングと繰り上げ返済をまとめました。今回は中国銀行(香港)の他、HSBCのATMも使っています。操作方法とかレートを見てみたかったんですよね。操作方法は中国銀行(香港)とほぼ同じでした(ACCOUNT選択画面だけありませんでした)。ちょっとわかりにくくなったので、比較したいところを黄色でマーカーしました。
した場合 |
キャッシング |
空港で 両替した場合 |
空港両替 | |
---|---|---|---|---|
中国銀行 (香港) |
HSBC | Travelex | ||
入手する香港ドル | 1100ドル | 1200ドル | 入手する香港ドル | 1100ドル |
ATM表示レート (ドル⇒円) |
15.7480 | 15.7480 | レート (ドル⇒円) |
13.7741 |
適用されたレート (円⇒ドル) |
15.0418 | 15.0416 | レート (円⇒ドル) |
17.1527 |
香港ドルの円換算 | 16546円 | 18050円 | 18868円 | |
利息(5日分) | 41円 | 45円 | 利息 | 0円 |
ATM利用手数料 | 216円 | 216円 | 両替手数料 | 0円 |
請求額 | 16803円 | 18310円 | 請求額 | 18868円 |
単純比較すると、1100香港ドルをATMでキャッシングする場合とTravelexで両替する場合とでは、2000円の開きがありました。2000円得をする、というか2000円損をするということですね。2000円分あれば、香港でエビワンタンとエッグタルトと牛乳プリンが食べられちゃいます。
細かく見ていくと、キャッシングではATM表示レートと適用されたレートが異なります。確実なことが言えないのですが、可能性は二つあります。一つの原因は為替変動だと思います。レートが確定するのはキャッシングした1月5日ではなく、MASTERのほうに情報が届く数日後だという話があります。もう一つは、ATMに記載された15.7480に手数料が含まれている可能性です。いずれにしても、検証を重ねれば明らかになると思います。
注意事項
とても便利でお得なクレジットカードによるキャッシングですが、もちろん注意事項もあります。
・初期設定がリボ払いになっている場合がある
カードによっては、キャッシングはリボ払いが初期設定となっている場合があります。繰り上げ返済を行う場合は関係ありませんが、通常の引き落としと合わせて行う場合はリボ払いによって利息が高くなる可能性がありますので、注意してください。
・ATMからカード会社に転送されるまで数日かかる
ATMでお金を引き出してから、クレジットカード会社にデータが届くまで数日かかります。何日かかるのかは決まっていませんので、電話にてお問い合わせするしかないですね。通常の海外旅行であれば、帰国してすぐに返済すれば、ちょうどよいかもしれません。
・引き出しではなく、あくまでキャッシング(ローン)
当たり前なのですが、これは自分自身のお金ではなく、銀行から借りたお金です。使い過ぎに注意しましょう。
・キャッシングに使用するクレジットカードはサブカードを利用する。
空港のATMではあまり聞いたことがありませんが、街中のATMは故障などの原因により、挿入したクレジットカードが出てこない(吸い込まれる)ことがあります。キャッシングでしか使っていないカードは再発行が簡単ですが、メインカードの再発行は引き落とし口座の変更など手間がかかるので、できればサブカードでキャッシングを行いましょう。
まとめ
海外でお得に現地通貨をお金を引き出す場合は、 クレジットカードのキャッシングが非常に便利です。注意事項を理解できていれば、キャッシング自体に難しいことはありませんので、お得に両替ができた分、現地での食事にアクティビティに使いましょう!
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