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ANA/SFCとJAL/JGC、子連れにメリットが大きいのはどっち?

日本の2大エアライン、ANAJAL。この2社には優良顧客へ与える上級会員制度の一つとして、ANAは「スーパーフライヤーズ(通称SFC)」、JALは「JALグローバルクラブ(通称JGC)」があります。これら制度は、対象のクレジットカードを保有することで永遠に上級会員を維持できます。

 

 

 

 

SFCとJGC

 

上級会員になるとお得な特典を多く受けられます。この特典を受けるために、飛行機に乗りまくって上級会員になる、いわゆる「修行」という活動をされている方も多くいます。

 

上級会員のメリットを受けられるのは、基本的に会員本人です。SFCJGCは家族会員や同行者1名も受けられるメリットはありますが、同行者が2人となるような3人の子どもがいる場合は、メリットやデメリットはどうなのでしょうか。

 

需要が少ないのかなとも思ったのですが、私自身3人の子持ちであり、どちらの上級会員がよいか非常に悩んだので、この記事ではその答えをまとめます。

 

 

 

なぜ上級会員になるの?

 

まずは基本から抑えましょう。

上級会員になると各社から魅力的なサービスが受けられます。これはエアラインに限った話ではないですよね。

例えば、クレジットカードなら、普通カードよりゴールドカード、さらにはプラチナカードのほうが、付帯サービスが充実してきます。

 

上級会員の制度については、多くの方がメリットを書かれています。私も書こうと思いましたが、私の記事よりもわかりやすくまとめられているので、紹介させてもらいます。

 

SFCについてはkekureさんの記事がわかりやすく、参考になりました。

ana-fx.com

 

JGCについては、issyさんの記事がわかりやすく、参考になりました。

issy-style.hatenablog.com

 

SFCJGCも、飛行機に乗る方にとっては魅力的な特典ばかりなので、修行してでも上級会員の資格を得ようとするのはわかりますね。

 

 

 

SFCJGCの比較

さて、二社の上級会員制度はどう違うのでしょうか。細かいところは省略して、SFCJGCが異なる点について比較してみました。 なお、国際線を中心にまとめています。

 

 SFCJGC
アライアンス スターアライアンス ワンワールド
マイレージ関連
搭乗ボーナスマイル 40% 35%
毎年のボーナスマイル 4000マイル
カード更新時
3000マイル
マイル積算運賃で搭乗時
予約時のサービス
会員専用デスク あり
座席アップグレード あり
UGポイント
国内線のみあり
クラスJポイント
PYへの無料
アップグレード
あり なし
特典航空券の優待 あり
前方座席優待 あり
搭乗時のサービス
当日の空席待ち優先 あり あり
優先搭乗 あり
手荷物許容量 優待あり 優待あり
手荷物受取の優先 あり
ラウンジの利用
カード保有 無料
同行者1人目 無料
同行者2~4人目

利用不可*1

1人2000マイル
ラウンジクーポン利用
公式サイト
HP スーパーフライヤーズ JALグローバルクラブ

 

これ以外に、ネームタグや専用保安検査場などありますが、どちらも同じようなサービスなので、比較表からは除外しています。

比較してみると、ほとんど違いがないのですが、最も大きな違いは、「プレミアムエコノミー(PY)への無料アップグレード」と、「同行者が2人以上いる場合のラウンジの利用」です。これらについて、少し詳しく考えてみます。

 

 

ANA】プレミアムエコノミー(PY)への無料アップグレード

 

サービス概要

搭乗手続き時に空席があれば、対象運賃以外で搭乗した場合でも、追加料金なくANA国際線「プレミアムエコノミー」を利用できる。

 

対象者

SFC本人及び家族会員(同行者は不可)

 

利用方法

搭乗手続き時に係員に申し出るか、オンラインチェックインにて指定。

 

特記事項

・機内での変更は不可。

ANAの器材で運航するコードシェア便を、提携航空会社便名で利用した場合も、ANA運航便搭乗分として無料アップグレードの対象となる。

 

空席が多い場合は同行者も一緒にアップグレードされた例はあるようですが、ルール上は同行者は対象外です。つまり、大人2人子供2人の家族で、大人2人がSFC本人及び家族会員という場合は、子供はアップグレード対象外ということになりますね。それは家族旅行として成り立たないので困ります。

 

 

 

JAL同行者が2人以上いる場合のラウンジの利用

ラウンジはSFCでもJGCでも使えます。ですので、ここでは国際線のJGCのみに適用されることを赤字にしました。 国内線はSFCJGCも同じようにラウンジが利用可能です。

 

 


サービス概要

無料、またはラウンジクーポンにて航空空会社のラウンジを利用できる。

 

 

対象者

〇会員カード本人と家族会員、その同行者1人

会員カード本人と家族会員の同行者2~4人

 

利用方法

カード、またはラウンジクーポンと搭乗券を提示する。

 

 

例1)両親と子供2人の家庭

SFCでもJGCでも、全員のラウンジ利用が可能。

 

例2)両親と子供3人の家庭

JGCはラウンジクーポンを1枚使えば、全員のラウンジ利用が可能。SFCは子供1人が入れない。

 

特記事項

SFCの権利としては、2~4人目のラウンジ利用はできないが、ダイヤモンド会員から「スイートラウンジ利用券」を頂けば、誰でもスイートラウンジを利用することができる。

 〇国内線であればSFC会員でもマイルを使って2~4人目のラウンジが利用可能。

 

 

SFCJGC、子連れにはどちらがお勧め?

 

子連れにとって、SFCJGCはどちらのほうが魅力が大きいのか。答えはマイルでラウンジが利用可能な「JGC」です。3人いる子供のうち、1人だけラウンジを使わせないなんてことはできるわけがありません。

 

SFCの日本の国際線ラウンジ利用条件はこちら。同行者2人目以上はマイルを使っても利用できません。

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下は前年に5万PPを獲得したプラチナ会員の場合です。プラチナ会員は羽田、成田、関西の国際線ANAラウンジであれば、マイルで利用可能です。

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一方でJALはこちら。JGCがあれば、同行者2人目以上でもマイルを使ってサクララウンジを利用することができます。

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まとめ

 

SFCJGCはどちらを目指すべきなのか。私の結論ですが、3人以上の子供がいる方にとって目指すべきは「JGC」です。

 

しかし、上級会員は手荷物許容量や特典航空券枠の優遇など、メリットはラウンジの利用だけではありません。東京や関西を起点とする方にとっては考えることが少ないのですが、それ以外の空港利用者にとって、直行便を多く飛ばしているエアラインを選びたいところ。

 

下に私が拠点とするセントレアから出ている飛行機の行先をまとめてみました(2017年3月時点)。名古屋空港発着のFDAとのコードシェア便を含めても、国内線/国際線ともに、ANAのほうが5割ほど直行便が多いです。こういった理由から上級会員を選ぶことも重要です。

ANAJAL
国内線 国際線 国内線 国際線
札幌 北京 札幌 上海
女満別 上海 (山形) 天津
旭川 香港 (新潟) 香港
函館 仁川 成田 台北
秋田 マニラ 羽田 仁川
仙台 セブ (出雲縁結び) 釜山
新潟 バンコク (高知龍馬) バンコク
成田 ハノイ (北九州) ホノルル
羽田 ホーチミンシティ (福岡) ヘルシンキ
松山 シンガポール (熊本)  
福岡 グアム 那覇  
大分 フランクフルト    
宮崎 アブダビ    
長崎      
熊本      
鹿児島      
那覇      
石垣    ()は名古屋空港  

  *他社とのコードシェア便を含む

 

両親と子供2人の家庭であれば、エアラインの直行便の就航都市の充実度から選ぶほうがいいですね。

 

以上、SFCとJCGのどちらを目指すのか、皆さんの参考になればと思います。

 

 

 

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*1:国内線は1人2000マイルラウンジクーポン利用可